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【棒倒し】開校祭の来場者数は〇万人?防衛大の年間行事を解説!③

年間行事の記事も3つ目になりました。

ご覧になっていない方はこちらからどうぞ。

>>4月~7月

>>8月~10月

 

11月

お!!!写真を6枚も用いて説明してる!!偉いぞ公式HP。やればできるのか?ちなみに左下の模擬店は、「防大生が儲けるのってどうなの?」というコンプラ的観点からなくなりました。いいじゃん別に。

 

開校記念祭

2日に渡って行われます。1日目は目立った行事もそこまでなく、在校生の保護者か知り合いでないと楽しめないような気がします。一般の方であれば2日の棒倒しを目当てに来るのが良いでしょう。2日合わせて2万人弱の来校者が訪れるので、迷子や落とし物には十分注意してください。

 

棒倒し

オレンジが攻撃側ですね。4大隊です。てっぺんに乗ってるはずの「サル」というポジションの人がもう落ちてしまっているので、この棒はもう倒れる寸前でしょう。

 

 

言わずと知れた防大開校祭の目玉行事です。これを見に冗談抜きで1万人くらいのが取り囲んで見ています。このイベント、見るのはいいですが出ないほうがいいですよ……。

 

何故か。写真の右下の方を確認してください。もはや棒と関係ないところで取っ組み合いしてますよね?(笑)この競技は棒倒しとは名ばかりのただの喧嘩なんです。どれだけ相手をなぎ倒すかが全て。棒を支える人間を全員排除すれば棒は倒れます。

 

こんな野蛮な競技ですが。男ばかりのこの学校ではこれに全てを賭けて燃えている人がたくさんいます。練習に熱くなりすぎて肋骨が折れたり指が曲がったりは日常茶飯事です。耳が取れたのに気が付かなかった人がいるとかも聞かされました。(真偽は不明

 

棒倒しは150vs150。こんな対戦競技は世界中探してもなかなかないかもしれません。11月の開校記念祭・2日目の午後に見ることができますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。防大に入校が決まっている方は、あまりお勧めはしませんが、出場することもできます。練習の段階で怪我しないようにくれぐれも気を付けてましょう。

 

アルジャジーラという海外のテレビ局に、棒倒しが取材されたことがあります。とても臨場感のある映像で本当にかっこいいので、是非ご覧になってください。ちなみにこの映像作品のタイトルは「Japanese War Game」(日本の戦争ゲーム)です。

 

その他のイベント

その他の開校祭イベントが気になる方は、こちらからご覧になれます。1つ1つ紹介してるとまた次の記事に行ってしまいそうなので…。ちなみにこちらのサイトは、開校祭のためだけに外注したスペシャルな「特設サイト」なので、デザインがきれいで情報量がなかなか豊富です。2018年のものですが、雰囲気はつかみ取れるかと思います。

 

12月

開校祭を6枚の写真で解説した反動からか、定期訓練は1行の文章のみで済まそうとする防大公式HP。ちょっと褒めるとこれか。

 

冬季定期訓練

硫黄島研修

硫黄島の位置。某航空自衛隊基地からKC-767で移動することになる。クチコミ132件は誰が書いてるんだ……。

 

 

3年生の12月は、全要員・硫黄島へ研修に行くことになります。硫黄島というのは基本的に立ち入り禁止で、勤務中の自衛官と島のインフラを整備している鹿島建設の職員の方しか住んでいません。特に手続きもなく島の土を踏めるというのはかなり特殊です。

 

詳しくは書けませんが、島内では戦時中から放置されている遺構や史跡を徒歩で見学します。防衛大学校入校後の大きなイベントの1つでしょう。

 

4年生

4年生はこの時期1週間程度、要員ごとに分かれてそれぞれの訓練をしていたのですが、最近になって教務課の方から「卒研が忙しい時期に訓練を入れるのはおかしいのではないか」というクレームが入り、予定されていた訓練期間はすべて空白になったそうです。今後はどうなるかは分かりません。

 

冬期休暇

防衛大の冬休みは、年によって開始時期・期間はまちまちなのですが、12月24日~28日くらいからスタートし、大体10日未満で終了することが多いです。さすがの防大も冬は実家に帰れということなのか、校友会の合宿は一切行われず、全員が学校から追い出されます。1月5日くらいにはもうすでに学校は開始しているので、防大生が一般大生との違いに悔しくなってしまう機会の1つだといえるでしょう。

 

1月

【悲報】1月の解説、21文字で終わる。

 

スキー訓練

実はこれも冬季定期訓練の一部です。2年生は1月のうちの5日間、新潟でスキー訓練を実施します。この訓練は「4年間を通して1番楽しい訓練だ!」という人が多いです。あまりの楽しさに、一番辛いカッター訓練と比較して「カッター慰安旅行」という別名までついています。

 

訓練内容は、班ごとに分かれて、新潟でスキーをするだけ。ご飯もおいしいし、気の合う同期と大人数で同じ部屋で寝れるし、もしかするとこれが事実上の修学旅行なのかもしれません。まだ2年生なのに。

 

欠点は、3日目くらいになると「もうスキーはいいかな…」となってくることです。しかしさすがに訓練の一環で行っていることなので、サボることはできません。5日間目一杯滑り倒します。

 

「俺、スノーボード派なんだけど…」という方も強制的にスキーです。スキー初心者も安心してください。レベルに分かれていますし、滑ったことない学生もそこそこ滑れるようになって帰ってきますよ。

 

 

2月

定期試験の解説が消えた……?(ついに画像まで)

 

後期定期試験

防衛大に限らずテストは面倒ですね。この「後期定期試験」において本格的に留年が決まるので、みんな必死の形相で勉強をしています。

 

単位を10個以上落としたのち、再試験ですべて拾って帰ってくる人のことを「フェニックス(=不死鳥)」と呼んで崇める風潮があるので、崇められたいタイプの人は試してみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに後期の試験の再試は本試の「3日後」とかに行われるので、「そこで拾えるなら最初からやれよ…笑」といつも思っていました。足元を火で燃やされないと頑張れない性分の学生もいるようです。

 

3月

急に説明が豊富になる防大公式サイト。「最後だし頑張るかぁ~」的な?

 

卒業ダンスパーティー

3月の欄にありますが、ここ最近は1月に行われることが多いようです。「まあ卒業のシーズンにやるんだな」くらいのイメージで構いません。

 

防大生が彼女を連れてきて社交ダンスを踊るパーティーです。

 

え、彼女がいない人はどうするのかだって?そういう方は、闇の組織に1万円を支払うことによって、「女子アナウンサーの卵」を擁する学校(?)から女性を1名召喚することができます。当日まで誰とマッチングするかわからず割とその場のノリでペアが決まってしまうため、「1万円ガチャ」などと呼ばれています。(マジで失礼)この制度によって出会い、結婚した方もいるとかいないとか…。

 

ちなみに会場はFNS歌謡祭や芸能人の結婚式でもおなじみの、高輪プリンスホテル品川の「飛天の間」。場所代が高額なのか、参加しなくても参加費を取られる非常に闇の深いパーティーなので入校した方は参加した方が得できるでしょう。

ふなっしー…。2014年…。

 

断郊競技会

辛い1年生が終わり、カッター期間も終え、すっかり上級生気分に浸っていた3年生を襲うマジでヤバい行事。

 

およそ走るために設計されたとは思えないロングブーツ(半長靴という)を履き、通気性の悪い作業服を身に着け、帽子をかぶり、重さ7kgのリュック(背嚢)を背負い、腰に満水の水筒を携え、起伏の激しいコースを7~8km走るのが断郊競技会。

 

このレースは大隊対抗で行われるのですが、1位をかけて各大隊3~4か月の練習期間が設けられています。練習の時点ですでに辛い。この競技会の何がヤバいかというと、「チームで走らないといけないから」。速さが同じ人5~6名でチームを組まされ、全員でゴールを目指さなくてはいけないので本当に厳しいです。誰も楽できない状況が最初から作り出されています。

 

チームでスタートし、脱落しそうなメンバーがいれば背中を押し、時には荷物を持ってあげたりもらったり。そういった行程を経て切るゴールテープは何とも爽快な物でした。

左の学生は背嚢を、右の学生は水筒のついた弾帯を持ってあげていますね。おそらくこのすぐ後ろに今にも脱落しそうな手ぶらの学生が食らいついて走っているでしょう。

 

持続走競技会

4年生のマラソン大会です。距離も5kmほど。断郊競技会に比べれば普通です。ただ、校内全域に後輩が応援として立っていて、一切力を抜けないのが難点。卒業の1週間ほど前に行われます。午前が断郊競技会、午後が持続走競技会。

 

卒業式

4年間、長かった…。自衛隊らしく、最後の方は卒業式の練習をしまくります。同期は大変そうだった…。私は任官拒否を決めていたので卒業式練習に参加することはありませんでした。卒業式前日に卒業証書を授与され、晴れて(?)卒業を迎えます。そのまま帰ってもよかったのですが、せっかくなので余分に1泊して同期たちの晴れ姿を拝みました。

 

帽子投げをして会場を後にした防大生たちは、別室で各要員の制服に着替え、続いて任命宣誓式に臨みます。この式をもって防大生は「学生」から「曹長」の身分に昇格し、自衛官になるのです。凛々しい顔をして防大を巣立った同期たちは、今も頑張っているのでしょうか……。

伝統の帽子投げ。実はこれ、アメリカの士官学校のパクリです。

 

おわりに

全3回にわたる防衛大年間行事に関する記事でした。最後までお付き合いありがとうございます。実は、これらの記事でも紹介しきれていないマイナーな競技、行事はたくさんあります。(ビブリオバトル、英語技能競技会、古典芸能鑑賞会、ICCなど…)これらは今後いつか記事にするかもしれないし、しないかもしれません。

 

これからも防衛大について、卒業生ならではの視点でお伝えしていきます。よろしくお願いします。良ければTwitterでフォローしてください。質問にたくさん答えています。

 

おわり

 

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